コープのエシカル*それは誰かの笑顔につながるお買い物
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%100  養殖天然(MSC認証とRFM認証を受けた漁業)海の恵みは私たちの毎日の食卓に欠かせま生物学的に資源の割合:66%持続可能なレベルにある01974 1979 1983 1987 1990 1995 2000 2006 2009 2013年 2017年昭和49 54 58 62 平成2 7 12 18 21 25 29年大きな網目だと、小さな魚が逃げることができます。1234写真提供:アラスカシーフードマーケティング協会写真提供:アラスカシーフードマーケティング協会44©iStock/mekoo80  60  40  20  内水面漁業内水面養殖業海面養殖業海面漁業55適正又は低・未利用状態の資源適正利用状態の資源(資源量は適正レベルにあり、過剰利用状態の資源2023年よりアラスカの持続可能な漁業で漁獲された原料を使用する魚卵やサケ・マスの商品にアラスカRFM認証のロゴをつけていきます。※注:RFMのCoC認証を取得している製造者の商品のみが対象となります。漁期や漁獲量などを管理し、水産資源を守ります。RFM認証漁業規準の4つの要素漁業管理制度科学と資源評価活動、そして予防措置的なアプローチ管理の手法、実施、そして監視と取締り漁業が生態系に与える影響対象としている水産資源が豊富であり、枯渇の心配がないということ。国際ルール、国内法、漁業の取り決めなどにより、有効に管理されている。海鳥やウミガメ、絶滅危惧種を混獲したり、生態系を破壊したりしない。科学的な資源評価による漁獲の規制資源量を維持するために、科学的な資源評価に基づいて、漁獲可能量を決定します。資料:FAO「The State of World Fisheries and Aquaculture 2020」に基づいた水産庁HPを基に作成万トン24,00021,00018,00015,00012,0009,0006,0003,00001960     1970    1980     1990    2000   2010   2020年昭和35 45 55 平成2 12 22 令和2年禁漁海域の設定や混獲の抑制産卵場周辺などの禁漁海域を設けます。目的外の魚や生物の「混獲」を監視するなどにより抑えます。(適正レベルよりも資源量が多く、生産量増大の余地がある。)これ以上の生産量増大の余地がない。)(適正レベルよりも資源量が少ない。)漁具についての規制今後成長する若い魚を残せるように、網目のサイズを一定以上にするなどの規制を設けます。出典:FAO「Fishstat(Global capture production、Global aquaculture production)」(日本以外)及び農林水産省「漁業・養殖業生産統計」(日本)に基づき水産庁で作成MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)は、水産資源を枯渇させないよう、持続可能で環境に配慮した漁業とそうした漁業で獲られた水産製品の流通に関する認証制度を管理・推進する非営利団体です。MSC「海のエコラベル」は、海や環境に配慮して獲られた水産物につけることができます。アラスカの漁業は、「生態系に悪影響を与えないこと」「乱獲をしないこと」をルールとしています。MSC「海のエコラベル」持続可能で適切に管理された漁業で獲られた水産物につけられる認証ラベルです。科学オブザーバーが乗船し、漁業関連資料やデータを収集し、規制違反がないことを確認します。水揚から商品製造までの各段階で、認証水産物と非認証水産物を確実に分けて管理することで、認証ラベル・ロゴをつけることができます。無着色ひとくち辛子明太子(切子)白身魚とタルタルソースフライ骨取り赤魚のみぞれ煮フィッシュソーセージぶっかけ紅鮭いくら丼〈小粒タイプ〉商品の一例年々養殖の水産物は増加し、食料資源として需要を満たすために重要なものとなっています。アラスカRFM認証とはRFM(Responsible Fisheries Management:責任ある漁業管理)認証は、アラスカで開発された天然の水産資源を漁獲する漁業に対する認証プログラムです。アラスカの責任ある漁業管理のもと持続可能な漁業で漁獲された認証水産物であることを示します。漁業MSC漁業認証の3原則漁業が生態系に与える影響漁業の管理システム資源の持続可能性漁業においては、魚をとりすぎないようにルールを定めしっかり守ること、海の環境を傷つけないようにすること養殖業においては、エサとなる天然魚の持続的な利用や薬剤使用にも配慮して、水質や海洋環境への影響を抑えることせん。その海の恵みを、未来の子どもたちまでつなげていくためのコープ商品の取り組みを紹介します。持続可能で適切に管理された水産物を、消費者が選ぶこと〜アラスカのサケ・マス漁業の場合〜          新しい認証が仲間入り2312323世界の水産資源の状況MSCとは海の恵みを未来に残す水産資源の問題世界の水産資源の現状は、約35%が過剰利用、約60%がこれ以上漁獲を増やせない状態です。今後、水産物需要は、人口の増加、健康志向などにより増加すると予測されており、水産資源の減少が加速する可能性があります。世界の漁業・養殖業生産量の推移世界的には、養殖業生産量が伸長し、近年では漁船漁業生産量を上回りました。しかし、養殖業は、海洋および周辺の環境への影響や、エサとなる天然魚の資源への影響があります。養殖業に関わる人々の労働条件など、社会的な問題を抱えることもあります。水産資源を守るには1世界の取り組みの例1 エシカルエシカル海海のの

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