品ぞろえの考え方

品ぞろえの 基本的な考え方

「食を中心に、 組合員のふだんの くらしに役立つ」 商品の品揃えを 基本とします。

  • 毎日の生活に必要な、ふだん使いの必需品、季節必需品、生活カレンダーに基づく必需品を確実に提供します。家族構成の変化や生活スタイルの変化に対応した品揃えを追求します。
  • 食品事業では、特に生鮮品や日配品、冷凍食品の品揃えを充実させるとともに 加工度の高い惣菜及び即食惣菜の品揃えを増やし、消費支出や利用実績の高いカテゴリーの品揃えを拡充します。
  • 家庭用品事業では、特にくらしに欠かせない3大家事(料理・掃除・洗濯)に使える日用消耗品と雑貨品、くらしを豊かにする化粧品を、くらしの変化に対応した幅広い品揃えで提供します。
  • CO・OP商品や「産直商品」を中心に品揃えを行い、「留型商品」「生協限定商品」を拡大するとともに市場で支持の高い一般商品の品揃えをしっかり行います。      

商品配置 (品種・品目での) の考え方

ふだんのくらしに 必要な品種・品目・規格を 確実に揃えます。

  • くらしや生活シーンにおける利用頻度に応じた品揃えとし、組合員の利用をひろげます。
  • 利用が高い商品では、品種・グレードに応じて複数規格を配置し選択の幅を広げます。また、世帯構成の変化に対応し、嗜好性や容量に対応した品揃えを行い、組合員のふだんのくらしに役立ちます。
  • 利用の多い標準規格(3〜4人用や一般的な量目)をベースに、少人数向け(2人用)や一回使い切り規格の配置や、頻度高く利用する商品は大容量規格(お得用)を配置します。また利用普及を図るお試し企画も充実させます。
  • 組合員の属性に応じて利用が限定される「特定利用商品」については対応を強めます。子育てを応援する商品やシルバー世代のくらしに欠かせない商品、くらしを豊かにするブランド品の取扱いにもすすめます。  

    媒体配置と利用形態に応じた品揃え

  • 宅配事業は媒体を通して組合員に商品・情報・サービスを提供しています。組合員ニーズや社会環境に応じて、組合員のくらしに合わせた必要な媒体をお届けできる様に常にあり方を見直し、要求に応えた品揃えや仕組みづくりを行っていきます。

  • 「紙媒体」は利用組合員の構成やニーズに応じて、定期的に量質ともに見直しを継続します。利用しやすい、見つけやすい媒体のあり方を追求します。
  • 「電子媒体(インターネット上の媒体)は、利便性の追求と個々の組合員の要求に沿った情報発信や、数量が少ない商品、嗜好が分かれる商品など、これまで紙媒体では展開しきれなかった商品の拡充を目指します。将来的には紙媒体の補完から宅配の主力となる媒体として位置付け、品揃えの拡充を図ります。
  • 宅配事業の媒体は、紙媒体(チラシ、カタログ)と電子媒体(パソコン、タブレット、スマホ)に分かれます。組合員の利用形態に応じて、それぞれの特性を生かした品揃えを目指します。

ブランド配置の 考え方

カテゴリー毎に 供給の柱となる CO・OP(コープ)商品を 重点的に配置します。

  • CO・OP商品は「ふだんのくらしへのお役立ち」を基本コンセプトと位置づけて重点的に配置します。 ※CO・OP商品の考え方については、次項を参照してください。

CO・OP商品以外に、 下記のオリジナル (こだわり)商品を 補完的に配置します。

「コーフ゜きんきオリジナル(留型)」商品
コープきんきが開発リスクを負い、オリジナル開発することで市場の標準商品と差別化を行い、事業貢献できる商品を言います。コープきんきが、その必要な機能や品質を評価し、商品仕様を決定し、生産数量契約の基、実質価値での商品提供を実現します。販売責任者(ブランド)は取引先となります。
「生協限定」商品
取引先が生協グループチャネルにしか販売しないという前提で、開発・販売している商品です。これについては、一般市販との差別化点を明確にしながら取り扱っていきます。
「産直」商品
各会員生協の産直政策に基づいて産地指定された農産物・精肉等について配置します。また「共通産直」とは会員産直で複数会員が共通して取り扱いのある商品や、コープきんきが主体的に産地開発をした商品を対象に位置づけます。
「きんきげんき」商品
コープきんきでは、地域振興に貢献することを目的として、活動エリア内の産物を「きんきげんき」のマークを付けて(生鮮品を除く)積極的に配置していきます。

上記の差別化商品以外にも、 ふだんの暮らしに必要な 一般市販商品 (NB=ナショナルブランド、 LB=ローカルブランド)の配置も 商品取り扱い基準に 合致する範囲で 積極的に 進めていきます。

ナショナルブランド
全国的に知名度のある(どこのお店でも購入できる)メーカーブランド商品
ローカルブランド
特定の地域でなじみのある、もしくは知名度の低いメーカーブランド商品(そもそもブランドを冠していない商品も含む)

 コープきんきでは、上記のブランド政策の下、取り扱う全ての商品に責任を持ってお届けするとともに、多様化する流通チャネルの中で、組合員に選んでいただけるよう品揃えの充実と支持される価格の実現をめざしていきます。

取引先の 選定について

基本の考え方

  • 取引先と生協は、「生産と消費」を繋ぐパートナーであり、コンプライアンスに基づく取引関係を維持します。
  • 取引先や生産者との連繋を大切にし、日常の点検・確認を強化して、確かな品質を確保します。
  • 取引先とは相互に過度に依存度が高まらない関係性を維持・継続します。

取引先の 配置と評価

  • 取引先の選定にあたっては、商品分野別に継続的・安定的な調達が可能な取引先を複数配置します。
  • 取引先は、生産・在庫・物流など全般を通して合理性のある配置とします。また提案力や調達能力など、取引先の機能活用も考慮して配置します。
  • 経営の安定度、品質管理体制、コンプライアンス1の取り組みの状況も含め、総合的に評価いたします。
  • 取引先の新規採用は別途作成する選定基準に従って決定し、継続起用については定期的に評価を行い、問題点や課題を提起して必要な改善をすすめていきます。
  • 生鮮産直品の取引先選定は、きんき産直政策に定める運用基準に基づき行います。

  1. コンプライアンス:法令や社会的規範などを遵守すること。 ↩︎

価格の 考え方

基本の考え方

  1. 商品価値に見合う値ごろ価格の設定に努め、他社との比較で利用しやすい価格の実現に努めます。
  2. 「価格運用基準」を整理し、お買い得の度合いがわかりやすい価格ランク・表示とし、合わせて有利誤認を招かない設計を行います。
  3. 部門特性に合った価格体系・特売基準・ルールを作成し、それに沿った運用を行います。 いずれの場合も景品表示法など関連法規を遵守します。
  4. 組合員のくらしの変化に応じて、利用結集を広げるためのプロモーションを行います。

価格設定の考え方

  1. 価格設定は、NB商品や品質がNB商品と同等の一般商品については、一般市場と同様もしくはそれ以下の価格を通常価格とします。
  2. CO・OP商品・留型などきんき開発商品は、同品質の一般商品よりも優位な価格でEDLPを基本として設計します。
  3. 相場変動する生鮮商品については、変動に応じて対応します。
    • 価格ランク・マークの運用は別途設定を持ちます。
  4. 特売比率を定め、価格依存型の供給に偏らないようコントロールします。(→安心して利用できる売価)
  5. 規定の価格ラインを設け、組合員の利用の際に分かりやすい売価体系を設定します。 ※「紙面表示運用マニュアル」の価格運用基準に詳細。
  6. 価格運用のルールは適宜見直しを行います。

商品情報の 伝え方

基本の考え方

  • 紙媒体やインターネットで提供する情報は、お届けする商品についての組合員との約束事となります。商品を選ぶ際に必要な情報を、正確かつ簡潔にわかりやすく伝えます。
  • 新しい組合員でもわかりやすく、高齢の方にも配慮した見やすい紙面表示を行います。
  • インターネットの注文サイト(画面)についても、分かりやすい情報提供を追求します。
  • 情報提供に際しては、関連法規を遵守します。全てにおいて優良誤認を招かないように留意し提供します。