CO・OP 商品の考え方

CO・OP商品を商品事業の柱に据え、組合員のふだんのくらしに役立ち多くの組合員に利用していただける核となるCO・OP商品を積極的に配置していきます。

CO・OP商品とは

次の3つの役割を 担う商品として 位置づけます。

  1. 組合員のふだんのくらしに役立ち貢献する役割。確かな品質で、安心して利用できる価格で提供する役割。
  2. 商品を通じて社会に役立ち貢献する役割。社会的貢献の価値を組み込んだ商品の導入、消費者視点での合理的な流通のシステム作り、先進的なリスク管理・品質管理の取り組み、組合員・社会への商品情報の開示や「くらしの安心」へのリスクコミュニケーションを推進する役割。
  3. 生協経営の強化・発展に貢献する役割。商品の開発・改善を継続し組合員に長く利用される商品作りをめざし、安定した利益確保によって生協の経営基盤の構築に貢献する役割。

CO・OP商品の 区分と開発について

ふだんのくらしに必要で 組合員が欲しい商品が 揃っていると感じられる 開発・導入をすすめます。

  • 組合員のくらしに合わせた先進的な価値を持つ新しい商品開発、こだわりや美味しさ、環境への配慮、食料問題や世代別、地域別ニーズへの対応など、テーマを明確にした商品開発をすすめます。
  • 商品評価を半期、年度単位で行い、必要な見直しや廃番を迅速かつ丁寧に行います。

安全性の確保と 品質の確かな商品の 開発・導入をすすめます。

  • 安全を考える際、絶対的な安全は難しいという認識に立ち、リスクと有用性の両面から評価し容認しうるリスクは認めようとする考え方、すなわちリスクアナリシス(リスク分析)の手法で開発・導入をすすめます。
  • 社会的な法規を遵守し、原料から加工に至る生産製造の管理から流通、販売、さらに事故対応までCO・OP商品のブランド責任者としての役割を果たし、原材料、産地・加工工程、製造工程、仕様・衛生管理、品質・鮮度管理、商品検査、包材・表示などの点検・確認を徹底して開発をすすめます。

品質に見合った、 市販の同等商品より 安定した安さを 実現します。

  • 適切な品質水準を確保しながら、包装や製造方法などの製造コストの削減を追求します。
  • 販売計画と連動し、原料調達、流通・在庫の改善により、商品調達コストを引き下げます。

日本生協連との 共同開発を推進します。

  • コープきんきが取り扱うCO・OP商品は全て、日本生協連とコープきんきが共同で開発したもの及び日本生協連が独自に開発した商品に限定します。
  • 商品の特性や製造・物流条件等に応じて、コープきんきのエリアのみで販売するもの(コープきんき共同開発)とよりマスメリットを追求するために全国の生協と共同で開発するもの(全国共同)に区分し、主体的に開発していきます。
  • 売場分析や日常の組合員の声を生かし主体的にコープきんき発の商品開発を、日本生協連の開発インフラ(主要生協の実績分析等マーケティング機能、開発工程での品質管理機能、商品検査機能、工場点検機能、苦情情報の全国集約等)を活用して、コープきんき会員の力を結集してすすめます。
  • カテゴリー毎の主力商品では、全国の生協が結集し、マスメリットを活かして、市販の同等商品(トップNB商品や大手量販SB商品)に負けない品質で低価格を実現します。

CO・OP商品の価値

CO・OP商品開発では、 すべてのCO・OP商品に 実現されていなければいけない 「3つの基本的価値」と 商品の特性に応じた 価値を追求します。

【基本的価値】

安全性の確保
使用場面において、商品自体の安全性が確保されていること。
品質の確かさ
使用する人、使用目的に対して十分な品質機能を実現すること。
価格の安さ
合理的な商品設計で価格の安さを追求し、競争環境にある商品と比較して安い価格を実現していること。

CO・OP商品 ブランドの 価値を高める取組み

CO・OP商品 ブランドの 価値を高める取組み

  • 組合員の声を生かして開発されているCO・OP商品の優れた点を明確に訴求し、商品の価値を伝えていきます。
  • 個々の商品の差別化だけではなく、地域や社会に貢献する「エシカル消費」の推進を積極的に啓発していきます。
  • 健康な食生活をサポートするために、料理提案や特定の機能性のある食品、また食べ方の提案等も積極的に案内していきます。
  • 主要なCO・OP商品については、価格の信頼性を損なわないよう適正な価格での企画頻度をアップさせていきます。