Quality農薬のおはなし

コープきんきは、組合員に安全・安心をお届けするための取り組みを進めています。

ちょっと気になる?けっこう気になる!農薬のおはなし 「残留農薬」は、「安全、安心」についての組合員アンケートでも関心の高い項目です。生で食べることも多い野菜や果物。やはり農薬使用については、みなさん気になるポイントですね。
「農薬」ってなんとなく良くないイメージがあるような… ギモン1 農薬はどうして使われるの?
品質保証部門 担当 農薬使用にはこんな理由があります ・害虫や病気を防ぐ ・雑草を除いて、十分な量を収穫する 農薬を使わないとどうなる?〈キャベツの例〉農薬を使わないとどうなるか試してみた例です 出典:商品安全委員会キッズボックス「農薬って、使っても安全なの?」 病害虫や雑草の被害で、収穫量が大幅に減るんだね~。
農薬をまったく使わずにきれいなキャベツを一度にたくさん作るのは難しいことなんです。 実際に農薬を使わなかったら、どのくらい収穫量が減るかという実験※では 水稲24% りんご97% キャベツ67% という結果が出ました。※「実証実験に基づく減収率調査」出典1990~2006年の試験結果のまとめ(社)日本植物防疫協会シンポジウム「病害虫と雑草による影響を考える」講演要旨(2007年)より
こんな考え方で使用されています 【農薬の安全確保の考え方】(1)農薬には使用基準が決められています (2)試験を行い基準を決めています:急性毒性、発がん性、環境中での影響など、様々な試験を実施したうえで、基準を決定しています。(3)健康被害のない量に設定されています:決められた通りの基準で使用すれば、人が一生涯にわたり、毎日食べ続けても健康への被害がない残留量になるように設定されています。
ポイント 農薬は正しく使用することが大切なんだね!
ギモン2 コープではどうやって点検しているの?
商品検査センター“コープラボ”では “残留農薬検査”で正しく使われているかチェック! 産直農産品の事前検査や一般の農産物の抜き取り検査を実施。農薬が適切に使用されているかを確認します。 2023年度の残留農薬検査数は 農産品:322品目(328検体) 輸入加工品:127品目(139検体)※コープラボ以外で実施した検査も含みます
さらに産直商品では栽培工程もチェック! 産直農産物は、定期的に職員が産地を訪問し、「GAP点検表」を用いて、商品の栽培が正しく管理されていることや、食品安全・労働安全・環境保全への対策がとられていることを確認しています。 GAP点検表:点検表は、安全安心な生産物づくり、生産者自身の安全な作業環境づくりなどを通じて、持続可能な生産を実現するためのツールです。
どんな環境下で、どんな農薬や肥料を使って育ったか、チェックしているんだね
日本生協連のキウイの場合は 有機栽培グリーンキウイフルーツ 有機栽培サンゴールドキウイフルーツ
(1)商品仕様書をチェック:取り扱い前に、商品の仕様書の提出を受け、有機栽培で使用できる農薬、肥料であることを確認しています。→(2)現地・オンラインで産地調査:現地訪問またはWEBで仕様書通りの運用・栽培となっているか確認します。→(3)お届け時季が始まる前に残留農薬を検査:お届け時季の2~3週間前に、日本生協連検査センターで残留農薬を確認。→すべての確認・検査をクリアしてお届け開始!
ポイント コープのルールに基づいて、しっかり安全性の確認をしているんだね!

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